
2F/エレベーター前
からくり人形「納曾利(なそり)」は、2Fエレベーター前にて毎日午前11時と午後2時の2回舞を披露しています。
(但し、コンサート・講演会などイベント開催日にあたる午後の部の演舞は、午後1時30分となります。)
文化財修復、復元:武豊町下門組、同町小迎、岐阜伊奈波神社、津島市南組、岩倉市、他多数
新作人形:高山祭ミュージアム「金太郎台(4体)」「福寿台(3体)」「神楽台(5体)」「唐子」「金鶏台」 他多数
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(但し、コンサート・講演会などイベント開催日にあたる午後の部の演舞は、午後1時30分となります。)
からくり人形は江戸時代初期の元和6年(1620)、名古屋東照宮の祭礼に橋弁慶の山車が作られたのが、最初とされていて、その後、祭礼の大衆娯楽化と共に、各地の山車に使用されるようになり、庶民の楽しみの一つとなりました。
このからくり人形は、雅楽の演目「納曾利」の龍神を表し、音楽に合わせて旋回しながら、首や手足を動かして舞を披露します。人形は全て木製ですが、動作は、前腕の内外転など人体の動きが忠実に再現されています。また人形の仕掛けの中でも舞の途中で人間から龍神へ早替わりするのが見どころで、若者の顔が瞬時に龍神の恐ろしい面に替わる場面に驚かされます。
操りの仕掛けは伝統技術そのもので、絹糸をより合わせた紐とセミクジラの鬚でできたバネが使われています。このままの機構で本来ならば人間による操作が可能ですが、操作には熟練した技術が必要であるため、ここでは舞台の下にコンピューター制御の機械が組み込まれ、人間の替わりに紐を引いています。

二代目萬屋仁兵衛
制作者の二代目萬屋仁兵衛は先代より全国でも数少ないからくり人形の工房を引き継ぎ、各地の山車(だし)からくりの文化財修復を行っています。また同時に、現代に生きる伝統芸術として新たなからくり人形の制作に励んでいます。
昭和38年 | 名古屋市に生まれる 幼少の頃から出来町天王祭の人形方を務める |
平成 2年 | 初代萬屋仁兵衛に師事 |
平成 7年 | にんぎょう工房を受け継ぐ |
平成12年 | 二代目萬屋仁兵衛を襲名 |
新作人形:高山祭ミュージアム「金太郎台(4体)」「福寿台(3体)」「神楽台(5体)」「唐子」「金鶏台」 他多数