常設展

伊藤慶二
伊藤慶二[Paramitaの壁]
[ Paramitaの壁 ]
パラミタガーデン

paramita museumの館名の由来である「波羅蜜多=迷いの世界である現実世界の此岸から、悟りの境地である涅槃の彼岸に至ること」の「彼岸」に渡るための6つの行「布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧」の「六波羅蜜」から発想を得て制作されたものです。

 

アーティストプロフィール

1935年、岐阜県生まれ。武蔵野美術大学で油絵を学び、陶芸の世界に入ったのは25歳を過ぎたころ、岐阜県陶磁器試験場でのデザイナーとしてのスタートでした。しかし、自分の意図が職人に伝わらないもどかしさを強く感じ、7年後自ら作る側・陶芸家に転向、日根野作三氏に師事し作陶への意識を深めていきました。当時、陶のオブジェ表現の主流であった走泥社の影響も受けず、美濃の地で黙々と焼き物の概念への挑戦を試みます。1978年、世界クラフト会議で日本クラフトコンペ受賞、1979年、日本クラフト展を受賞。国内外で、個展を中心に発表を続け、オブジェから実用の器まで、白磁、焼き締、土物と、幅広い表現で展開しています。1972年以来30年以上続く《HIROSHIMA シリーズ》をはじめ《沈黙》《剣》《めん》などひとつシリーズを深く掘り下げる独立独歩の作家です。


パブリックコレクション

イタリア・ファエンツァ陶磁器博物館/米国・エバーソン美術館/スイス・アリアナ美術館/東京国立近代美術館工芸館/岐阜県陶磁器資料館/岐阜県美術館/ほか


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