

世界的版画家の池田満寿夫は1934(昭和9)年、旧満州に生まれましたが、小学校6年生で終戦を迎え、両親の郷里長野県に引き揚げました。その後東京芸術大学受験のため上京し、受験には失敗しますが、苦心の末に版画家としての人生を歩み始めました。そしてわずか23歳で東京国際版画ビエンナーレ展入選、26歳で同展文部大臣賞受賞、翌年パリ青年ビエンナーレ展優秀賞受賞など国際的にも版画家として目覚ましい活躍をしました。また、40代には小説「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞を受賞し、監督として映画を製作するなど、その多彩な才能ぶりは広く知られています。さらに50代には、陶芸を中心とした立体作品の制作にも取り組み、表現の幅をいっそう広げていきましたが、その最中(さなか)63歳で急逝してしまったことが、今も惜しまれます。
今回は池田満寿夫生誕80年を記念し、ヴァイオリニスト佐藤陽子さん所蔵の池田作品と当館が所蔵する版画、陶芸、書などを一堂に展示します。 また、「パラミタミュージアム」の館名の由来ともなっている陶彫「般若心経シリーズ」は当館のメインコレクションでもあり、池田満寿夫が手掛けた最期の金字塔とも言われています。この「般若心経シリーズ」も本展覧会に合わせて、およそ二年ぶりに全作品を展示します。この機会に池田満寿夫の幅広い芸術性をぜひご堪能下さい。
今回は池田満寿夫生誕80年を記念し、ヴァイオリニスト佐藤陽子さん所蔵の池田作品と当館が所蔵する版画、陶芸、書などを一堂に展示します。 また、「パラミタミュージアム」の館名の由来ともなっている陶彫「般若心経シリーズ」は当館のメインコレクションでもあり、池田満寿夫が手掛けた最期の金字塔とも言われています。この「般若心経シリーズ」も本展覧会に合わせて、およそ二年ぶりに全作品を展示します。この機会に池田満寿夫の幅広い芸術性をぜひご堪能下さい。

主催 | 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム |
後援 | 中日新聞社、伊勢新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社、 日本経済新聞社名古屋支社、NHK津放送局、三重テレビ放送、三重エフエム放送 |