

伊東深水は明治31年東京に生まれ、13歳の時、鏑木清方に師事し、恵まれた才能は17歳という若さで文展に初入選を果たしました。以後、院展・文展に出品、帝展審査員をつとめ、昭和33年には日本芸術院会員となり、74歳の生涯を閉じるまで日本画壇の重鎮として活躍しました。深水は天性の素描家といわれ、力強い線と透明感のある肌色は、近代美人画に新境地を開き、単に女性の理想の姿だけではなく旺盛な追求力と鋭い感性で時代の風俗・流行をも描きこみ、モダンで品格ある画風をつくりあげました。
本展では大正・昭和にかけて描かれた選りすぐりの本画に加え、作品の原点ともいえる素描群を合わせて展示し、女性の美を追求し続けた深水芸術をご紹介いたします。
主催 | 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム |
後援 | 中日新聞社、伊勢新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社、NHK津放送局、三重テレビ放送 |