光ミュージアム所蔵
美を競う 肉筆浮世絵の世界展
2021年10月2日(土)~11月14日(日) ※会期中無休
北斎、広重、国芳、英泉ら 浮世絵師直筆の一点ものが111点
江戸時代の人々に愛された浮世絵は、日本独自の芸術として開花し発展しました。なかでも桃山末期の近世初期風俗画の流れをくむ肉筆浮世絵は、大量に制作された多色摺木版画の錦絵とは異なり、絹地や和紙に直筆で表現されたもので、豪華な着物の文様、結髪の毛筋の精緻な描写など、絵師の技量が発揮された貴重な一点ものです。
今回は岐阜県高山市の光ミュージアムが所蔵する肉筆画コレクションのなかから111点を厳選し、宮川長春、勝川春章、歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、溪斎英泉、歌川国芳、月岡芳年など各時代を代表する絵師に加え、上方で活躍した月岡雪鼎や祇園井特など、多彩な絵師の作品を通して、江戸初期から明治期にかけて約240年にわたる肉筆浮世絵の歴史的展開を、体系的にご紹介いたします。
この機会に、肉筆浮世絵ならではの華麗な美の競演をお楽しみ下さい。
① 鳥園斎栄深、島君山《円窓の三美人》 寛政年間(1789~1801)
② 葛飾北斎《日 龍 月》 寛政12~文化5年(1800~08)
③ 宮川長春《立ち美人》 正徳~享保年間(1711~36)
④ 藤麿《旅の女》 享和~文化年間(1801~18)前期頃
主催 | 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム |
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後援 | 中日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、NHK津放送局、三重テレビ放送 |
特別協力 | 光ミュージアム |
監修 | 鈴木浩平(美術史家)、故・永田生慈(美術史家・北斎研究家) |
企画協力 | アートシステム |