今森光彦
自然と暮らす切り紙の世界
2021年7月31日(土)~9月27日(月) ※会期中無休
今森光彦(いまもり・みつひこ/1954年~)は、自然写真家として国内外で高い評価を受ける一方、ハサミで自然の造形を鮮やかにきりとる切り紙作家としても活躍しています。
今森は幼い頃から“生きもの少年”として豊かな自然に親しみ、湖や川、田んぼや林で多くの時間を過ごしてきました。自然に寄り添うその暮らしは、大人になった現在でも変わることはなく、自ら田んぼや雑木林の手入れをしながら里山環境の一部となり、生活を続けています。
今回は、四季の変化を身近に感じ、そして豊かな自然に寄り添いながら生活を続ける今森の暮らしを紹介するとともに、精選された切り紙作品を展示します。たった一本のはさみから切り出される作品は、自然に寄り添いながら生活する自身の経験から生み出され、生命が放つ輝きにあふれています。
生きものを愛してやまない今森光彦のアトリエから生まれる作品の数々を、お楽しみください。
① 今森光彦《パンサーカメレオンとパキポディウム》2012年
② 今森光彦《ワシミミズクとヒマラヤスギ 》2013年
③ 今森光彦《ヘラクレスオオカブト》2014年
④ 今森光彦《アサギマダラ》2014年
©Mitsuhiko Imamori
今森光彦プロフィール
1954年滋賀県大津市生まれ。大学卒業後、独学で写真技術を学び、1980年よりフリーランスの写真家となる。以後、琵琶湖をのぞむ田園にアトリエを構え、自然と人との関わりを「里山」という概念で追う一方、世界各国を訪ね、熱帯雨林から砂漠まで、生物の生態を追求し取材を続けている。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞など受賞多数。
主催 | 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム |
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後援 | 中日新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、三重テレビ放送 |
企画制作 | NHKエンタープライズ近畿、オーレリアンガーデン、クレヴィス |