企画展のご案内

伝統工芸三重研究会15周年記念展

2017年7月14日(金)~8月27日(日)※会期中無休

《日本伝統工芸展》
 我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。
 伝統は、生きて流れているもので、永遠にかわらない本質を持ちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。
 伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受けついだ優れた技術を一層練磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます。
 昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは技術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。私どもは、その趣旨にそって、昭和29年以来陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり、日本伝統工芸展を開催してきました。

一日本伝統工芸展図録より一


私たち「伝統工芸三重研究会」は(公社)日本工芸会に在籍、或いは、東海伝統工芸展に応募経験のある三重県在住者で会員を構成。日本伝統工芸展の趣旨に賛同し、各種の研究会を行い、県内工芸家の創作活動の向上を図り、三重県の伝統工芸の発展に寄与することを目的としています。平成14年に発足し本年15周年を迎えるにあたり、記念展をパラミタミュージアムにて開催することとなりました。本展では、陶芸26名、染織3名、木工5名、人形4名、計38名の作家による渾身の力を込めた作品約80点を展示致します。
※東海地方の重要文化財保持者(人間国宝)の先生方にも特別出品賜ります。

主催 伝統工芸三重研究会
共催 パラミタミュージアム
助成 公益財団法人岡田文化財団